みんな大好き韓非子の、徳間文庫の中国の思想シリーズで、西野広祥さんと市川宏さんによる訳です。
私は、中国古典の中では、韓非子が一番好きなのですが、これが一番、訳がわかりやすく、現代に通じる部分を絶妙にピックアップした編集になっているのでおすすめできます。
あと、たぶん、世間で誤解されているマキャベリの君主論のイメージは、この韓非子に近いと思うんですね。
ともあれ、起業家として、経営者としての立ち居振る舞いを学ぶ上では必読といえる本です。
中学生くらいの頃に出会っていたら、たぶん、もっと早くに起業していたかもしれませんね。あの頃は、まだ論語一辺倒だったので・・・。
あと、韓非自身がサイコパスっぽい人だったというわけではないようです。むしろその非業の死からもわかるように、基本的に性善説的な思想の甘ちゃん、坊ちゃん気質の人で、それゆえに自分に対する戒めとして書いたのではないかな・・・と感じました。

