ベストセラーとなった「嫌われる勇気」の続編です。
前書がいろんな意味で刺激的だったので、こちらも読みました。引き続き岸見一郎さんと、古賀史健さんの共著です。
前作に引き続き、ヒステリックな青年の再登場から幕を開けます。
もちろん、演出上のキャラ造形なのかもしれませんが、こういう人間は何を学んでも人生生きづらいじゃないかな?と思ってしまうのは、私も教える仕事をして何千人という方々に接してきたからでしょうか。
それはさておき、本書のテーマは「幸福」です。幸福論的な話でもありますし、仏教の教えにも通じる知足的な印象を受ける考えも含まれています。
良い本であることには違いないんですが、あまり影響を受けすぎると、起業家としての勢いを削いでしまうかも?といった印象を受けました。
ゆえに、続編という体で、セットで学ぶことを推奨されそうな売り方ですが、こちらに関しては起業家は読まない方がよいかもしれません。環境を選べない立場の人が、上手く折り合いを付けるという毛色が強すぎるんです。
というわけで、良い本ですが人を選ぶというのが率直な感想です。そして、私は先のような印象を受けたため、前作は何度も読みましたが、本書に関しては1回しか読んでいません。

