ライ麦畑でつかまえて

サリンジャーの傑作です。

でもって、歴史に名を残す?数人の犯罪者が、愛読していたというエピソードもある曰わく付きの作品でもあります。

多分、最初に読んだのは、浪人時代だったと思います。暇で暇でどうしようもなくって、入試の日を待つだけの日々でした。勉強をして向上しようとか、偏差値の高い大学を目指そうとか、そういう発想が完全にゼロで、地元からいかにして脱出するかと。そればかり考えていました。

そういう、環境とのかみ合わない感じとか、フラストレーションだけがたまっていく様は、本作の世界観に重なる部分があって、心地よくも気味悪く感じていたのをよく覚えています。でもって、昨今のコロナ情勢ってそれに近いよなあと思って再読しました。