海外情報に関して発信している人は多いですが、そのほとんどは、解像度が粗く、またポジショントークというよりは完全に個人の思い込みで意見をまき散らしているだけというケースが多いです。旅行ガイドが良いというわけではないですが、誰も彼もが無責任に、自由に発信できる昨今において、ネット上の情報を鵜呑みにする危険性については、今さらかもしれませんがここで強調しておきたいと思います。
とりわけ注意したいのが治安情報や、現地人の対日感情です。
そもそも、それらが好ましくないと感じていたら、現地に住むのはしんどいですし、過度なストレスで気が狂ってしまうわけでして。
早い話が、その場所が良い場所だと思い込んでいるから、それが出来ているから、現地に住んでこうして情報発信をしているわけです。もっと言うと、そういう発信をして共感を得ることで、思い込みを深めようとしているだけというのが実態なのです。
したがって、一般的には「現地在住の人が言うから間違いないだろう」と解釈されがちですが…実際には「現地在住の人の言葉だからこそ疑わしい」くらいに考えておいた方が良いです。あくまで楽観論に関して、ですが。
なお、情報通として信用できる存在としては、かつて現地に住んでいた方の言葉ですね。彼らは客観性とバランス感覚を保った上で発信をしていますので、ある程度は情報に信頼を置くことが出来ます。
あと注意して欲しいのは、旅行系ブロガー、YouTuber、あとはブランディングで世界を旅する的なことを言っている人たちです。あえて名指しこそしませんが、かなり解像度の粗い話や、幸運続きだっただけの自身の無茶をした体験談を、あたかも事実であるかのように吹聴しているような人もいます。実際はその地域の情報はおろか、メジャーな観光地にすら満足に行ったことがなかったという事実を知り愕然としたこともあります(笑)
ともあれ、彼らにしてみれば、ウソやハッタリ、知ったかぶりによってブランディング(笑)を実現できればいいのでしょうが。それを真に受けてしまった側にしてみればたまったもんじゃないですよね。
ただまあ、世界何ヶ国に往訪しただとか、世界を何周しただとか、そのあたりの数値をアピールしている人ほど、現地知識や情報については薄っぺらい場合があるので注意した方がよいでしょう。イメージとしては、東京に来て新宿都庁を見た外国人が母国に帰って「日本のオフィスはどれも高層ビルだらけだった」と大絶賛しているような、そういう次元の発信を平然としている人もいるということです。
ひとまずあなたが盲信している、それこそその道のプロや専門家だと思い込んでいる人の中にも、実はその程度の解像度の情報しか持たない海外事情の素人もゴロゴロいますのでくれぐれもご注意ください。別に私が海外事情の専門家だというわけではないですが、それでも海外移住を経験していますし、海外絡みのビジネスや馬主業をかれこれ10年以上やってきており、割とドロドロした部分も見てきています。そういうリアルな経験値の高い人間かどうかなんてのは、傍目からではなかなかわからないものですし、なんなら偽物ほど虚飾がうまいですからね。くれぐれもご注意ください。
現地情報は、ちゃんとした書籍から。加えて、自分自身の目で見て、肌で感じて、が一番です。

