治安情報を調べる際の注意点

海外旅行、海外出張に行く際は、必ず3つの観点から治安情報を確認するようにしてください。

1.国やリージョン的な観点

あたりまえの話ですが、紛争地域や、戦争中の地域は、もちろん部分的には安心・安全な地域もあるのかもしれませんが、それがいつ侵されるかわからな以上は、原則としてリスクのあるとされる国やリージョンについては避ける必要があります。

それこそ、この部分に問題がなかったとしても、より良い、快適な場所があるならば、そちらを選ぶべきなのはいうまでもありません。

2.都市におけるエリア的な問題

さて、その国やリージョン的な問題をクリアしたら、今度はそれぞれの都市におけるエリア的な問題についても考える必要があります。

たとえば、日本の東京でも昼間の渋谷と、夜の歌舞伎町とではまったく治安情勢が異なるわけで。移民や拳銃などがそこかしこにある海外の場合、そういった振れ幅が日本とは比較にならないほど大きいので、当然、それを想定した注意が必要です。

で、ここまでは一般的な治安調査の話で。

これすら出来ていない人が、海外で事故に巻き込まれたりするわけです。ともあれ、実はここからもう一歩踏み込んで考える必要があって、むしろ海外にお客さんを連れて行く、海外で何らかのイベントをやる、さらには海外に移住する、などなど。その際は、この部分をしっかりと調査し、理解しておく必要があります。

でもって、それすらできていない状態を「平和ボケ」といいます。さらに言うと、エセ海外通は、この部分がまるでわかっていないから、そしてそれゆえに何の対策も出来ていないから、それとわかってしまうというわけですね。

もちろん、ウソやハッタリがバレるだけなら彼らの自業自得ですが、それに巻き込まれる人たちは、たまったもんじゃないですからね。それを踏まえて3つ目の観点についてお話しします。

3.ヘイトクライムの有無

治安情報を調べる際に、ほとんどの人が見落としがちなポイント。それは、ヘイトクライムの有無です。

治安のいい国、都市であっても、ヘイトクライムのあるような地域は避けた方が良いです。我々アジア人は、往々にして不快な思いをする機会が多くなりますし、また彼の地の治安の良さや、環境的な好条件は、必ずしも我々にまで適用されるとは限らないからです。

基本的に日本は、このヘイトクライムが存在しません。一部の例外こそあるかもしれませんが、それでも非常にイレギュラーなケースです。

ともあれ、海外の場合、それは日常にあるもので、それこそ不要なトラブルを避けるべく近づくまいとしている人もいるほどです。

いずれにせよ、世界大学ランキングや競馬のレーティングが、極めてアンフェアで、自分たちが上位になるようにインチキ査定をしているのと同じように、世界の治安ランキングもまた白人様が快適に過ごせるかどうかで判断されているので、その点はよく覚えておきましょう。

フラットに世界の都市治安ランキングを出したならば、1位から47位まで日本の都道府県が並ばなければおかしいですからね。そうなっていないランキングは全部ウソですし、いい加減なものでしかない、あくまでそれを作った人や団体の主観でしかないという冷静さを持ちましょう。でもって、その上で、真の治安の良し悪しや快適さを見るならば、現地に足を運ぶ必要がありますし、その前段で調べるならばヘイトクライムについての調査が欠かせないというわけです。