一般的に、航空券は、安ければ安いほどいいです。
安い航空券を買ったからコイツは軽んじても構わない、そんな風に考える客室乗務員はいません。グランドスタッフとて同様です。
何らかの差別的対応があるとするならば、それは人種差別的なものでしかなく、そういうことをしてくるような航空会社は、たとえあなたがファーストクラスのチケットを持っていたとしても、ぞんざいな扱いをしてくるでしょう。
ともあれ、航空券選びに際して、価格以外の部分は一切チェックしなくていいというわけではありません。以下の3点については、必ず確認をしておきましょう。
1.荷物の重量制限について
2.キャンセルの規約について
3.トランジットの流れについて
荷物の重量制限について
航空会社によってまちまちどころか、かなり違う場合があるので注意が必要です。
たとえば、先日初めてカタール航空を利用したのですが、同じ中東系の国営だからとエティハド航空と同じノリでいたら、荷物制限がかなりシビアな上に、めちゃくちゃな追加料金を請求されました。(自業自得なんですが、さすがに面食らいました・・)
ともあれ、安いチケットを取ったつもりでも、アクセスの良い便を手配したつもりでも、この手の落とし穴によってかなりの上振れをし、結果として他の便の方がはるかに安くついたというケースは多々あります。割とありがちなペテン的なトラップなのでご注意ください。
もちろん、そういったケースも想定し、しっかりと詳細情報を確認しない方の責任というのが契約社会における常識なんですけどね。
キャンセルの規約について
ついで注意したいのがキャンセルの規約です。
やむを得ない事情でキャンセルをせざるを得ないとき、もちろん全額戻ってくることはないわけですが、どれだけ戻ってくるかは大きな問題でしょう。それこそ、ほとんど全ての航空券はどれも、最新型のスマートフォンを変えるくらいの金額がするわけですからね。
原則としてローコストキャリアは、キャンセル時の返金が一切対応していないですが、通常のキャリアでも非対応のチケットがあるので注意しましょう。
予約の段階では「絶対に行く予定だから」とか「何よりも優先するスケジュールだから」と考えて、価格の安さも相まって、キャンセル規約のシビアなチケットを予約する方もいますが…。得てして、その強気すぎる姿勢と見通しの甘さが裏目に出る場合がほとんどですのでくれぐれもご注意ください。
それこそ、出発前日の予約でさえも、そういったラフな条件での手配はしない方が良いです。帰ってくるまでが遠足という言葉がありますが、こと海外旅行、海外出張に関しては「ちゃんと出発してからが」「無事に出国できてからが」その始まりですからね。
トランジットの流れについて
そしてラストがトランジットの流れです。
航空券代をリーズナブルにすべく、トランジットを利用するケースは多いわけですが…。その際に、乗り継ぎの時間がタイトだったり、あるいは一度スーツケースをピックアップする必要があったりと、意外な落とし穴があったりします。
ちなみに、韓国経由のトランジットはソコソコ数が多く、コストも安いのですが、ピックアップの手間が加わることが多いので注意しましょう。
あと、中東経由の場合、着陸場所が空港施設から離れていて、飛行機から降りてバスで移動するというケースもあります。その場合、着陸から施設にたどり着くまでに30~1時間程度要する場合があります。すると、2時間前後のトランジットだと、かなり慌ただしくなる可能性が高いですし、それこそ出発が遅れた場合は、生きた心地がしないことでしょう。(もちろん、あなた一人がその経路を使うわけではないので航空会社も多少は配慮してくれる場合もあるでしょうが…)
というわけで、以上3点については、しっかりと確認する習慣を持ちましょう。
日本人は、契約書をよく読まずにサインをすることが多いですが、この手の取引条件もまた契約書の一種であるという緊張感を持つことが大事です。それこそ欧米人は、騙すつもりや、悪意があるというわけではなく、とにかく徹底して自分たちの利益を守るべく、販売者側に有利な条項での取引を設定している場合が多いですからね。

