解散ノート

モモコグミカンパニーさんの著書です。

コロナ騒動の少し前に、解散が話に出たところからスタートしています。

BiSHではアイナとモモカンの両推しだったので、当時のことを思い出しながら読みました。

これまでの著書からも、モモカンがどこかメンバーに対してコンプレックスとまではいかないまでも、競争を避けたいような意識を察していたので、終わりが決まってホッとしたという言葉には妙な納得感がありました。それでも、なんとなく前に出て行こうとしなかったことへの後悔の念みたいなものを行間から感じたりもしましたが。

他のファンはどう思っているかわからないけれど、結局最後まで、完全にアジャストする前に、エンジンが掛かりきる前に、終わってしまったなというのが私のモモカンのBiSHでの活動に関する印象です。私の会社員時代も、やっぱりそういう終わり方が多かったので。

そういった意味で、単なるBiSHの舞台裏を知る本というよりは、モモコグミカンパニーという1人の人間の挑戦と公開の記録を読んでいる印象でした。

率直に言って、大団円とは思えない印象なのですが、一方で余韻を感じさせる終わり方でもあったので、いつかモモカンが最適なステージにアジャストして、フルパワーで活躍する日を待ちたいと思いました。

でもって、たぶんそれって、歌手でも、バラドルでも、作家でもなくて、何か他のことなんだろうなという気がしています。モモカンの小説も面白いですけどね。ただ、それが彼女にとっての最高ではない気がするのは、BiSHの時と同じなんだよなあ・・。

歌とダンスの才能が完全にかみ合ったアイナと対照的なんですよね。それゆえに、2人はウマが合ったのかもしれませんが。

いずれにせよモモカンは、あらゆる能力が高すぎるがゆえに、器用貧乏になっているのか、何をやってもソコソコできてしまうのが仇になっている感がある不器用な人だなと思います。でも、これからも応援し続けたい魅力的な人だと思います。