大沢在昌さんの作品です。
大沢在昌作品にありがちなテンプレートで展開していくサスペンスなので、良く言えば、大沢在昌ファンにとっては取っつきやすい作品ですし、悪く言えばマンネリを感じさせるかもしれません。私は前者ですが、後者のような印象を抱く人も一定数いるようですね。
昨今の米中対立の国際情勢などを絡めながら、架空国家・ベサールの政権をめぐるストーリーになっています。大沢在昌作品と言えば、警察関係者の描写のリアリティに定評がありますが、本作における外務省関係者、官僚の立ち居振る舞いに関しても、それを感じさせます。(とはいえ、私が現場の実態を知っているわけではないので、もしかしたらステレオタイプなのかもしれませんが)
主人公・佐抜とヒナのバディ感も面白いので、シリーズ化も期待したいですね。余韻を残した結末でしたし、アリなんじゃないかなと思っています。

