中小企業・ベンチャー企業御用達のランチェスター戦略は、数名の専門家の方が本を出されています。本書の福永さん以外にも、田岡さん(親子で)、坂上さん、竹田さんなどなど。
どれが優れている、どれが元祖というのではなく、自分の会社に合ったスタイルで学ぶのがベターかなと思います。たとえば、ネット起業家の場合、フォレストから出ている竹田さんの本が人気だったわけですが、私はイマイチしっくりこなかったんですよね。ゆえに、一通り試す中で、自分に一番合っているのはこれだなと感じたのが福永さんの著書でした。
ランチェスター戦略については、今さら語るまでもないかなという気がしています。
ひとまず、私と同じようなベンチャー企業が導入するとするならば、分野特化の上での足下の敵の叩き方でしょうか。このあたりは、マキャヴェリの君主論を併用しつつ展開したいところですね。
一方で、クープマンの目標値に関しても解説されていますが(この辺は森行生さんの「シンプルマーケティング」が詳しいです)これに関しては、我々くらいの事業規模だと正確に測定することが難しいので、参考程度にとどめておいた方が良いかもしれません。総じて、その数字は主観的なもの、憶測になってしまうからです。
なお、理論を実践するにあたり、具体化するだけの知識とスキルも欠かせません。
たとえば「武器性能」に関するくだりが頻繁に出てきますが、あなたのビジネスにおけるそれが何であるかを理解していないと、机上の空論で満足するだけになってしまうというわけです。
で、あくまで昨今のインターネット関連のビジネスでいえば、武器性能とは【自身が保有しているメディア】がそれにあたります。つまり、分野特化の発信アカウントなりメディアをしっかりと構築していくことが、局地戦での戦いにおいても欠かせないということです。YouTuberやSNSインフルエンサーがしきりに有用性を語っているのは、ひとえに彼らの武器性能がいいから、効果が出やすいというのが背景にあるというわけです。

