ビジョナリーカンパニー自体は、1990年代後半の起業家たちのバイブルとして愛読されたとあって、もはやその内容も一般化しつつあるわけですが・・
それよりも前に書かれた本書は、より本質的な内容に思えます。たぶん、ビジョナリーカンパニーよりも事例の分量が少ないのと刊行に際してのアップデートゆえに、ツッコミ要素が少なくなっているのもその理由かなと。(ビジョナリーカンパニーで取り上げた企業の多くがその後業績不信に陥っていたりするので😂)
とりわけ、リーダーシップスタイルの7要素に関しては、起業家が経営者へと成長し、多くの人の協力を得ていく上での示唆に富んでいると思います。
あと、イノベーティブであり続けるための条件なども、AI時代を迎えりにあたり、あらためておさらいしておきたい部分だと思います。
ただ、ビジョナリーカンパニーシリーズのご多分に漏れず、実践に落とし込むには足りない部分も多いので、リチャード・P・ルメルトの「良い戦略、悪い戦略」を補助的に読みたいところですね。組み合わせてこそ、といった感があります。あっちはちょっと上級者向け(というか、起業して数年の経験がある人向け)な本ですが、本書を足がかりにすると、起業間もない人や、これから起業する人でも理解しやすいかもしれません。





