世界ブチギレ放浪記

嵐よういちさんの著書です。

旅行本が好きな私ですが、その中でもとりわけ、嵐さんは価値観が近く、臨場感を覚える内容なので特に好きです!

本書は、海外旅行に際して遭遇する、現地の不愉快な人たちとの絡みをまとめた内容になっています。

海外旅行の醍醐味の1つに、日本との違い、非日常感を味わうというものがあります。そして、その「違い」の中には、日本人の常識・価値観からすると、信じがたいような、それこそ不快極まるようなものもあるわけです。

そういうエピソードを笑い話にするのが旅の達人とか、上級者とする考えもあるようですが、嵐さんのように露骨に嫌悪感を示している方もいます。笑い話にしてしまうと、その手の嫌がらせやトラブルが上振れしたときに、想定外のトラブルに巻き込まれる場合もあります。

そうっいった意味で、本書のエピソードは、冷静かつドライな海外の実態を示すものかなと思っています。

世の中には「そんなにイラつくなら海外なんか行かなきゃいいじゃん」という人とかもいますが。まあ、それも一理あるんですが、一方で相応の魅力もあるのもまた事実です。だからこそ、リスクや不快感の実態を把握した上で折り合うのが正しい旅行の付き合い方かなと思うのです。

ゆえに嵐さんの本は、海外旅行における下振れを把握する上でこの上ない資料だと思いますし、貴重な学びの機会になると思います。特にホーチミンのタクシーとかは、なつかしい気持ちになりました(笑)

海外で犯罪に巻き込まれたり、被害に遭いたくないという方は、平和ボケに気付かせてくれる本でもあるので目を通しておくといいと思います。