キャッチャ-・イン・ザ・ライ

サリンジャーの傑作です。

「ライ麦畑でつかまえて」というタイトルで刊行されている本の、村上春樹翻訳バージョンです。

コロナ騒動の頃に、20年ぶりくらいに再読したのですが、あまり気分がよくありませんでした。で、、、私は村上春樹ファンなので、この機会にこちらのバージョンでも読んでみようと思いました。

まあ、内容は相変わらずなんですが、やっぱりタイトルの本質的な意味に迫っているのは村上春樹バージョンかなと思いました。

ともあれ、最終的には好みの問題だと思いますけどね。

ひとまず、著作者の意向で村上春樹の解説が盛り込まれていないのは、なんだかなあと思いました。サリンジャーって気難しいイメージがありましたが、やっぱりそうなんだなとも。そういった意味で、ホールデンって、サリンジャー自身を投影している部分が多々ありそうな印象でした。身勝手な美意識に振り回されているというか。ともあれ、それもまた、本書のキモであり、影響を与える部分なんでしょうけどね。