不可逆少年

五十嵐律人さんの作品です。

少年犯罪をテーマとした作品で、ジャンルとしてはミステリーなのかな・・

家庭裁判所調査官が主人公なわけですが、その立場の不自由さや難しさがリアリティ満載で描かれています。いわゆるお仕事ものとしても楽しめる作品じゃないかなと思います。

あと、ミステリー作品ではあるのですが、オチに関しては「だろうね・・」と思ってしまう感があって、そのあたりへの過度の期待は禁物なのかなと思いました。

個人的には、被害者3人それぞれが、個性が立っていて引き込まれていく、面白い作品だと感じました。もっとも、茉莉みたいな登場人物は、単体で出てくるとイライラしちゃうタイプなんですけどね😂ともあれ、そういう登場人物がメインエンジンになってストーリーを展開させるあたり、著者の筆力なんだろうなと思うのです。